JOURNAL / 採用の伝え方

採用サイトの勤務地ページ、何を書く?
働く場所・通勤・変更範囲の整理

住所を載せるだけでなく、
「どこで、どのように働くか」を判断できる案内へ。

仕事の資料を前に対話する二人の生成イメージ画像
働く場所と仕事の説明を考えるための既存の生成イメージです。実在する社員、職場、GRAVIの制作実績ではありません。

採用サイトで「勤務地:大阪府○○市」と書いても、応募を考える人の疑問がすべて解けるとは限りません。店舗、工場、事務所、現場では、同じ住所でも働く場所の意味が違います。複数拠点がある会社なら、配属先と会社所在地を混同しやすくなります。

結論は、雇入れ直後の場所、そこで行う仕事、通勤・仕事中の移動、将来の変更範囲、確認日を一組で示すことです。採用サイトは求人票や労働条件の代わりではありません。現在の募集要項と照合し、制作側が勤務地や転勤条件を作り足さないことが前提です。

1. 会社の所在地と、働く場所を分ける

会社概要の住所は事業者の所在地、アクセスページは来訪者の到着案内です。勤務地ページは、応募者が実際に働く場所と仕事の関係を確かめるためのもの。三つを同じ地図だけで済ませないようにします。

勤務地ページを準備する五つの欄
欄確認する内容
最初に働く場所拠点名、所在地、配属先。会社所在地と異なる場合は分ける。
その場所の仕事職種名だけでなく、主な作業、関わる人、場所が変わる場面。
通勤・移動実際に案内している交通手段、駐車・駐輪、仕事中の現場移動。未確認の条件は書かない。
変更の範囲配属・転勤・現場変更について、募集時に確認した現在の範囲。
確認元と日付募集要項、採用担当、現場責任者のどれで確認し、誰が変更時に直すか。

2. 店舗・工場・現場で、説明する場面を変える

  • 美容室・飲食・小売:店舗名と予約・来店者向け住所だけでなく、従業員用の入口や着替え場所など、公開できる範囲を社内で判断します。
  • 士業・事務所:来客対応をする場所、執務する場所、在宅や訪問がある場合の実態を分けます。
  • 製造業:工場名、担当工程、建物内での仕事場面、事務所との往来を確認します。安全上公開できない情報を無理に載せません。
  • 建設・設備:会社への出勤、現場への直行直帰、担当地域など、実際の働き方を職種ごとに確かめます。

地域名を多く書くことが目的ではありません。貝塚・岸和田など近隣の募集でも、所在地と現場、通勤と業務移動を分けると、地名だけを替えた採用ページより判断材料が増えます。

3. 地図・写真・文章の役割を決める

地図は場所、写真は働く場面、文章は条件と例外を伝えます。建物の外観だけでは担当工程や人の動きは分かりません。反対に、雰囲気のよい仕事写真だけでは、どの拠点か、毎日その場所で働くのかを判断できません。

採用写真の準備とつなぎ、仕事内容、職場、道具、連携が分かる場面を選びます。人物や他社の施設、顧客情報、現場名が写る場合は、撮影・掲載・使用媒体・期間を確認してください。

4. 求人票と採用サイトを、同じ順番で照合する

厚生労働省は、2024年4月から募集時等に明示する事項として、就業場所の変更の範囲などが追加されたことを案内しています。採用サイトだけで法的な明示を完了したと考えず、求人票・募集要項・個別の案内と一致しているかを採用担当が確認します。

  1. 現在募集中の職種と雇入れ直後の就業場所を並べる。
  2. 求人票と採用サイトで、拠点名・所在地・職種名が一致するか見る。
  3. 変更の範囲、転勤・現場移動の説明が、確認できた現在の内容か確かめる。
  4. 募集終了、拠点変更、条件変更のときに直す場所と担当を決める。

「会社の定める場所」などの表現を制作側の判断で追加せず、実際の募集条件を管理する担当者へ確認します。

5. 架空の例で、曖昧な欄を見つける

複数拠点がある会社の仮メモ

雇入れ直後:[確認済みの拠点名・所在地]。主な仕事:[その拠点で行う担当工程]。通勤:[実際に案内している交通手段]。業務中の移動:[有無と確認できた範囲]。変更の範囲:[採用担当が求人票と照合した内容]。最終確認:[担当・日付]。

これは原稿の穴を見つける例です。実在する求人、勤務地、転勤、交通費、駐車条件ではありません。

公開前は、応募をせずに経路を確認する

  • 募集職種から対応する勤務地へ進めるか。
  • 地図を開いたとき、会社所在地と就業場所を取り違えないか。
  • スマートフォンで住所、通勤・移動、変更の範囲を読み切れるか。
  • 写真と本文が同じ拠点・仕事を説明しているか。
  • 求人票を更新したとき、採用サイトにも古い情報が残らない運用か。

勤務地ページの閲覧や応募ボタンのクリックだけで、採用成果が増えたとは判断しません。実際に寄せられる勤務地の質問、応募後の確認、採用担当の更新状況を分けて振り返ります。

現在の募集要項、実際の勤務地、通勤・移動でよく聞かれる質問、掲載できる写真があれば、採用サイト制作の範囲を整理できます。幅広い業種の入口は業種に合わせた伝え方をご覧ください。

参考にした一次情報

確認日:2026年11月3日。法的判断ではなく、採用サイトの情報整理としてまとめています。

募集要項と働く場所の事実から、応募前の案内を整理します。

採用サイトの勤務地ページを相談する →
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